2026年10月14日

田中達也『MINIATURE LIFE・MITATE MIND 田中達也展 みたてのくみたて』公式図録

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以前に展示会で購入した、
田中達也『MINIATURE LIFE・MITATE MIND 田中達也展 みたてのくみたて』公式図録です。
身近な日用品をまったく別の風景や物語へ変えてしまう「見立て」の面白さを、手元で味わえる一冊です。訪れた日が悪かったのか余りにも人出が多く、それに加え写真撮影OKな事もあり大変混雑していました。

やはりゆっくりと鑑賞し直したいと図録を購入、
ブロッコリーが大木に、食べ物や文房具が建築物や乗り物に、よく見ると人形の位置やポーズ、小道具の配置まで緻密に計算されています。単なるミニチュア写真集ではなく、「形が似ている」「色が近い」「大きさを逆転させる」といった発想の仕組みまで解説されている図録ならではの魅力が楽しい。
会場で作品を見た人には記憶を呼び戻す図録として、展覧会を知らない人にも田中達也の「見立て」の発想を楽しむ作品集として薦めたい一冊です。公式図録は展覧会会場で2,200円で販売されています。

posted by 番屋竹林 at 13:46| 新潟 ☔| Comment(0) | 書籍 アート/デザイン全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年10月13日

フェア開催中

posted by 番屋竹林 at 14:26| 新潟 ☀| Comment(0) | 画像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中原中也詩集 大岡昇平:編

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中原中也(なかはら ちゅうや、1907年4月29日-1937年10月22日)は、昭和初期を代表する詩人です。山口県生まれ。30歳という若さで亡くなりましたが、独特のリズムと口語感覚をもつ詩によって、現在まで非常に広く読まれています。
本書籍は中也の代表作をまとまった形で味わえる岩波文庫の一冊です。大岡昇平が編者を務め、中也自身が編んだ第一詩集『山羊の歌』、没後刊行された『在りし日の歌』を全篇収録し、さらに未刊詩篇から60余篇を選んで構成されています。
代表的な詩集は、生前に刊行された『山羊の歌』と、没後に刊行された『在りし日の歌』。有名な作品には「汚れつちまつた悲しみに……」「サーカス」「一つのメルヘン」「月夜の浜辺」「骨」などがあります。
中也の詩の特徴は、悲しみや孤独、青春、喪失を扱いながらも、文章が重苦しいだけではなく、声に出したときの音やリズムが非常に美しいことです。「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」という「サーカス」の一節などは、その特徴がよく表れていると言われてます。
本書の詩では、旧仮名遣い・旧字体、そして小書き文字を使わない戦前の表記が見られ、代表的なのが「汚れつちまつた悲しみに……」です。
これは文字どおり「つ・ち・ま・つ・た」と読むのではなく、
「汚れっちまった悲しみに」と読みます。
「つ」が二か所とも、現在の小さい「っ」に相当します。当時は促音の「っ」を小さくせず、普通の大きさの「つ」で印刷することが珍しくなく。
したがって、
原文:汚れつちまつた悲しみに
現代表記:汚れっちまった悲しみに
意味:汚れてしまった悲しみに
となります。
ただし、厳密には「つちまつた」の部分は、歴史的仮名遣いそのものというより、促音を小書きにしない旧来の表記法という説明がより正確とのことです。
「今日」を「けふ」、「思う」を「思ふ」と書くようなものが典型的な歴史的仮名遣いです。基本的に原詩の表記を生かしているため、「つ」「ゐ」「ゑ」「ふ」など、現代とは違う書き方に出会えます。

なお蛇足ながら、『宇宙戦艦ヤマト2199』では、中也の詩が古代守と真田志郎の関係を象徴する文学的モチーフとして使われているのはアニメファンには周知の事実でしょう。

中原中也詩集
大岡昇平:編
岩波文庫
1981年6月刊
509ページ
岩波文庫「緑97-1」
posted by 番屋竹林 at 10:00| 新潟 | Comment(0) | 書籍 小説(エッセイ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする