スクールガール・コンプレックス
SCHOOLGIRL COMPLEX
青山 裕企 (著) 2010/7/8
出版社: イースト・プレス160ページ
一時流行った SCHOOLGIRL COMPLEXの一冊目です、この後
類するシリーズが数冊発売されたのは記憶にあります。
出版時、何かと話題だと手に取りましたが、美術書ではないし
写真アート?、それにしてはモデルが貧相、膝や肘など何処にでも
いそうなJK写真だよな。がページを開いて最初の感想でした。
まぁコンセプトがスクールガールなのでそこまで手タレ足タレの
写真を期待する事は無意味ですね。
ようはアレです『中高年』向けの『フェチ』本、それが一番しっくり
来るだろうか?。
「フェチ=エロ」であり、「エロ=妄想」、「アート≠エロ」かどうかは
疑問、「アート=エロ」とすれば全てのエロはアートです。
ベクトルは完全に部位とシュチエーションに向いており、同年代
思春期の若者がコレに萌え欲情するかはわかりません。
いっときの流行りか、似た嗜好の書籍は柳の下の喩同様、他の
出版社からも発売されましたね。それに留まらず美術学校系の
制作物にも影響を与えた様で、『アート』なのだと思ってしまった
のか『模倣』する学生が増えたと言う話はちらほら聞き及んで
おります。
残念ながらおいらには『食指』が動く部分は無かったのですが、
『顔』がない、見ため綺麗な『パーツ』、中高年が想像する『シチュ』と
なかなかファンタジーな世界感が満載の一冊です。
当時娘に見せた処、こんなに『綺麗』じゃないよ、との感想。
現役学生から見ても紛うことなき妄想(ファンタジー)世界なの
でしょう。
さて、これらの部位フェチシュチエーション写真集。本当ならもう
少し高画質で大判カラー印刷ならばグラビアよろしく、フェチズム
人種以外にも受け入れられた感がありますが、一冊の値段も
思いの外高価、その為賛否が分かれた気もしなくはありませんね。
おいらの感性にドンピシャ。覗き見気分。そんな嗜好を旨とする
方へ是非ご賞味ください。
デジタルよりはソフトカバーの紙媒体がお薦めかもしれません。