2018年02月18日

世界がもし100人の村だったら

世界がもし100人の村だったら

池田 香代子 (著),‎ C.ダグラス・ラミス (翻訳)64ページ
出版社/マガジンハウス (2001/12/1)
発売日/2001/12/1

世界がもし100人の村だったら.jpg

あの話題のEメールが、絵と英文対訳がついて生まれ変わった! 
インターネットが生んだ”希望”のメルヘン。
----引用

 一時、一世を風靡し席巻した『世界がもし100人の村だったら』です。

世界の人口を100人に例えて格差、貧困、等を数字として例えた絵本。

 この本が書かれた時は総人口60億人強でしたが現在では70億人を

超えています、なので今は多少数が違って来ているかもしれません。

 その時の60億人を100人に例え色々な数値から格差を示した一冊です。

全てを100人に例え直しているので数の示し方「○○は何人」とした括り

かたです。例えれば「30人が子供で70人が大人、そのうち7人がお年寄

りです。」とした表現です。

 体裁が絵本然とした情報量です、総ページ64。後半の解説等を除けば

見開きの絵を含めても40ページ程です。

 その中に性別、人種、人工、宗教、言語、富や衣食住、環境や危険に

さらされている度合いなどを園児にも理解し易いように「○は何人」と問題

定義しています。

 多分にこの本は、地球上の人類はこんな状態だよと改めて教え想像させ

る為に書かれてのでしょう。読み手が個々に感じる切っ掛けを提唱する為

視野を広げるトリガー的な部分を担えるように。

 これが数値的に1000人が、10000人がとした数値だとピンときませんが

100人とした極端さに表現の強さを感じます。

 これが書かれてから既に15億人以上増加し貧困格差やエネルギー問題

など更に悪い方向へと変わっているかもしれません。読まれた際、個々の感じ

方は三者三様、多種多様とは思いますが時々手にできる場所に置かれると

その時その時で幾重にも考えさせられる絵本ではないかと思います。

DSC_0173.jpg

この後、類似した本が何冊か出版されましたが、現在当家書棚に残っている

のはこの一冊だけです。極端な数値の引き合いで賛否が問われましたが

一読される価値はあると思います。

posted by 番屋竹林 at 08:04| Comment(0) | 書籍 絵本/ビジュアルノベル系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月17日

キノの旅-the Beautiful World- -記憶の国 Their Memories-(CD付き)

キノの旅-the Beautiful World- -記憶の国 Their Memories-(CD付き)


時雨沢 恵一  (著),‎ 黒星 紅白  (イラスト)
出版社/メディアワークス/電撃文庫ビジュアルノベル
2003/12/3

キノの旅 キノなカノン.jpg

とてもあやふやだけど、確かにそこにあるもの。
もしも、手にとることができたとしたら…。憶えていたいと思ったことを
憶えていたい。
そう願うキノとエルメスの新しい旅の物語。
穏やかな旋律と美しい絵とともに楽しめる小説。
----引用

 先年秋に二期目のアニメ化を好評の内に終えたロングセラー作品、

おなじみ時雨沢 恵一&黒星 紅白のシリーズ『キノの旅』、その

ビジュアルノベル『記憶の国』です。

 こちらは大分以前の出版となりますが文庫体裁ではなく絵本と呼ん

だ方か良いイメージなのか「ビジュアル」ノベルです。

 当時としては文庫シリーズから絵師さんのイラスト本と言う流れはあっ

てもこんな形での展開はなかったですね、ドラマCDと言うジャンルは

在りましたが。


 電撃文庫版シリーズに比べて黒星さんの綺麗なイラスト増量、話は

小説よりも短編ですので絵本と小説の合間くらいのボリュームです。

 そして特筆する部分は珍しいイメージ「CD」が付属。

DSC_0171.jpg

『キノなカノン』と題し、ゆっくりでアップテンポでなめらかな曲を集め

01「東の城門」
02「人々」
03「祈り」
04「祭り」
05「夜と朝」
06「くりかえす (「パッヘルベルのカノン」より)」
07「西の城門」
08「The Beautiful World」

のリストで全8曲、「キノの世界」のイメージを盛り上げる素敵な音楽です。

まだネットでは新品が購入できる様ですが、気になった方は是非にどうぞ

当時ちょっとお高いかなと思えましたが、この後もDVD付属や高価なビジュ

アルノベルが続いてリリースされていますからお持ちでない方はそちらも

コレクションされてはいかがでしょう。
posted by 番屋竹林 at 09:39| Comment(0) | 書籍 絵本/ビジュアルノベル系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月29日

Girl meets Sweets Sakizoイラスト集

Girl meets Sweets

Sakizo(著)/リュエルコミックス
出版社: 実業之日本社 (2017/11/17)
言語: 日本語/英語

Girl meets Sweets.jpg

心ときめく華やかなドレス、ロマンチックなスイーツの世界! 

と題した、「Sakizo」氏の画集です。

商業初単行本、オールカラーのストーリー形式イラスト集です

各章の冒頭に「ストーリー」があり、スイーツや飲み物をモチーフと

した衣装に身を包んだ、「甘くて可愛い女の子たち」のイラスト。

「ストーリー」には対頁に海外の読者のために英語対訳を掲載。

妖艶と取るか懐古的と感じるか、単純に美しい衣装をまとった甘く

て可愛い女の子(スイーツ)たちを愛でるか。

 画集と言う事もあり、手に取られる方の感性に合えばですね。

一見すると独特の雰囲気で記憶に残るイラストの数々、実際は

ネットや即売会で早紀蔵(サキゾウ)さんを検索すれば多々の

絵を検索できます。

 過去の作品に描き下ろしを加え今回はコスプレにも嬉しい

初の背面デザインも公開。

第1章:月夜のサアカス(Cirque de la Lune)
第2章:アイスクリームパレス(ICE CREAM PALACE)
第3章:ガール ミーツ スイーツ(Girl meets Sweets)
第4章:コーヒー&ティーブティック(COFFEE & TEA BOUTIQUE)
第5章:甘味処 四季(Tea and Sweets Shop,“Shiki")
第6章:パティスリーパレード(PATISSERIE PARADE)

6章プラス後書きにて構成、左開きで良質の厚い紙が

A5サイズなれど上質のイラスト集を思わせる140ページ。

お目に止まれば一見を。

posted by 番屋竹林 at 17:52| Comment(0) | 書籍 絵本/ビジュアルノベル系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする