四季賞玩―数奇の美と心をみつめて―
重川 隆広(著)
出版社/新潟日報事業社 (2005/09)
108ページ
本書は、数奇屋に寄せるさまざまな想いや、印象に残る建築物との出会い
の中で、心に去来した想いを書きとめたものです。
重川/隆広
1951年、新潟県生まれ。京都建築専門学校伝統建築研究科、京都国際
木造建築カレッジ京都数奇屋専攻科で学ぶ。
数奇屋建築(株)重川材木店代表取締役、一級建築士、数奇屋大工養成
(認)匠塾校長。元・新潟大学工学部非常勤講師。現・新潟県立女子短期
大学非常勤講師。新潟県モデル住宅コンクール最優秀賞、新潟県木造住
宅コンクール県知事賞、日本建築学会北陸建築文化賞、第二〇回新潟
県経済振興賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されて
いたものです)
----引用
数寄屋造り(すきやづくり)とは、日本の建築様式の一つである。
数寄屋(茶室)風を取り入れた住宅の様式とされる。
語源の「数寄」(数奇)とは和歌や茶の湯、生け花など風流を好むことで
あり、「数寄屋」は「好みに任せて作った家」といった意味で茶室を意味
する。
厳正な書院造に対して,草庵風の丸太や土壁などの意匠を取入れ洗練
させた住居様式。柱に角材を用いず隅に皮つきの面皮 (めんかわ) 材を
使い,長押 (なげし) を略し (ときには面皮の長押) ,張付壁でなく土壁を
用いて天井も棹縁天井とする。桂離宮など上流階級の別荘建築や裏向
きの居住空間において用いられた。
同様なデザインは草庵の茶室などにもみられ,これらをもとに今日,料亭
や一部別荘などに用いられる様式が成立した。
数奇屋大工が造る木造軸組工法の家屋。
一時家を建て替えようと考えた時参考に購入した数寄屋建築物の写真
集です。やはり日本家屋の佇まいは良いですね、在るだけで何となく安心
するし静寂さを醸しだします。
流石に一般建売住宅に比べれば贅沢な作りなのでしょうが余裕があるな
ら住まいに取り入れたいものです。