2017年12月25日

ゲゲゲの女房

ゲゲゲの女房

武良 布枝  (著)出版社: 実業之日本社
 (2008/3/7) 256ページ

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 NHK朝の連続ドラマで一躍有名になった一冊です、わたしの場合

普段は時間の関係からか、なかなか朝の連ドラをゆっくり楽しむ

機会がなかったのですが。初めてと言っ良い程当時は真面目に

観ましたね。


 漫画家・水木しげる先生の作品は幼少時、既にTVドラマが放送さ

れており、子供心に「怖いけど観たい」番組として実写物では唯一記憶

に残っている番組でした。その後漫画を読む機会に恵まれファンに。

流石に著書、作品が多い方なので全てを読んではいませんが、

昔の復刻で発売されている物は大体読みました、残念ながら短編は

読んでいない作品が多いのですが、別のエッセイなど戦争体験物を

交え読ませていただきました。


 この水木しげる先生の奥様である「武良 布枝」さんが書かれた自伝

エッセイが『ゲゲゲの女房』であり連続ドラマと映画の原作です。

実は、TV放送後に、何か水木先生の書かれた自伝とちょいと違う

のでは?と気になり購入していた本であります。


 戦争で腕を無くし貸本漫画家として赤貧に喘いだ時代などはTV放送の

前から知っていた物の、奥様の自伝とした作品ではどのように描かれ

るのだろうと興味は大きかったですね。

実際ヒロインは奥様でありNHKのTVドラマでは向井理X松下奈緒の

イケ面「水木しげる」。映画では吹石一恵X宮藤官九郎コンビ、後は

別に舞台化もあります。


 気になる、気になった部分は売れっ子になってからのアシスタントの

部分、実名表記ではありませんでしたが「つげ義春」や「池上遼一」など

一線のプロ作家と、ドラマ上での完全なオリジナルなキャラはどのくらい

なのかなど、後は2階の下宿人とかですね。そんな彼らを妻としてどのよ

様に見ていられたのか、気になりますよね。


 流石にドラマ化の際には御本人が存命でしたから、あまりなオリジナル

キャラでの嘘は無かった様です。

 エッセイですので誇張もドラマチックな山場など小説の様な書き方では

なく淡々とお二人の馴れ初めなども書かれております。ドラマ観られてな

くても楽しいですよ。


 しかしこの「ゲゲゲの女房」でNHKさんは朝の連ドラ視聴率を持ち直した

そうですからたいした物です。

まぁ普段リアルでドラマを観ない自分からしても、漫画家「水木しげる」の

ドラマは良い物でした。


 平成21年くらいまでは日朝アニメなどで東映の鬼太郎シリーズを断続的に

放送していた物ですが、現在ここ10年ほど新たな映像化はされておりません。

最後は深夜アニメ枠「ノイタミナ」で墓場鬼太郎 が最後でしょうか。

ちなみに「鬼太郎」CVは野沢雅子さん→戸田恵子→松岡洋子→松岡洋子

「目玉おやじ」の田の中勇さんと「ねずみ男」最初の大塚周夫さんは既に鬼籍。

ですが、たまには新作観たいですね、ネコ娘が更に「萌」キャラに進化していた

ら嬉しいかもしれない。

追伸 1/18
アニメ化50周年記念!
4月1日(日)午前9時スタート!
鬼太郎:沢城みゆき
目玉おやじ:野沢雅子
ねずみ男:古川登志夫
ねこ娘:庄司宇芽香
犬山まな:藤井ゆきよ
砂かけばばあ:田中真弓
子泣きじじい&ぬりかべ:島田敏
一反もめん:山口勝平





posted by 番屋竹林 at 14:56| Comment(0) | 書籍 小説(エッセイ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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