井上 悠宇 (著) けーしん(表紙)
LINE文庫 / 2019/11/5
文庫: 263ページ
出版社: LINE
サイズ: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
ごく少数だけいる魔法使い――
魔女は古来より人々の悩みを魔法で解決していた。
ある日、いつも六法全書を小脇に抱えている法律マニアの
男子高校生の四方司は、魔法を悪用した疑いで魔女裁判に
かけられそうになった見習い魔女から助けを求められるが――。
魔法は人を幸せにすると信じる少女を救う物語。
プロローグ
魔女は弁護人を探す
魔女はマジョカツをする
魔女は魔女裁判にかけられる
エピローグ
短編的に進むのかな… と思ってしまいましたね。
魔法を受け容れ魔女の存在が当たり前な現代世界なのですが「魔法」を
悪用していない事を立証、証明しなくてはならなくなった見習い魔女の
真條ティナとその弁護を頼まれた四方司。
そんな有罪率100%の裁判に
「俺の弁護は、君を信じることから始まるからだ」と弁護人を引き
できないと魔女裁判に… なんとも学生の日常的な題材ですが証拠が
残らない「魔法」の証明方法とは?
読み始めは、どこかズレた主人公とふわっとしたティナとの掛け合い
から緊張感を抱かせない滑り出し。
至れば一気読みにて結末を知りたい程の展開。
しまった過去と、その事件が発端で変ってしまった三人の関係、
そして司法の在り方その倫理を匂わせる流れ。
ならば二人の女子高生魔女の掘り下げや心情描写、その後の三人の
続きを読みたいと願うのは私だけでは無いでしょう(笑、
を購入。移動間や待合時間でも文庫片手を好む人種です(笑。
物は試しに幾つかアプリおとしてみようかと思案中。